デンマークの子ども番組がぶっとんでる話
日本の子ども番組といえば、Eテレ(昔のNHK教育)がまず頭に浮かぶと思います、
おかあさんといっしょやいないいないばあ、最近だとみいつけたとかも人気番組の一つなのかもしれませんね。
デンマークの国営放送、DRもまた子ども用のチャンネルを持っています。
小さい子向けのDR ramasjang、もう少し大きいローティーンくらいの年齢向けのDR Ultraの2チャンネルが展開されています。
今日、空いた時間に好奇心で少し見て観たのですが、日本の番組とあんまりにも違いすぎて衝撃を受けました。
私が観たのはDR ramasjangの朝番組、Godmorgen ramasjangの一つのコーナーだったのですが、
その番組のホストにあたる男性(大の大人)が部屋の中を暴れまわって、次々に部屋の中のものを倒したり、落としたりして、部屋をとにかく汚くしていき、
私の理解があっていれば、それに気づいたホストがお掃除ロボットに自分がなれるようにダンボールでロボットのエプロンみたいなものを工作します。
そして、できあがったエプロンを着て、ホストはお掃除ロボットに変身するのですが、そのロボットはいうことを聞かない故障品という設定なんですね、
私としては子ども向け番組なので「部屋はきちんと片づけようね」というメッセージで終わるのかなと思いきや、
結局ロボットは故障したままで部屋も汚いまま番組が終わるんですよ。
「え??!」っていう笑
私はデンマーク語が理解できるわけではないので、もしかしたら番組の〆に「ちゃんと片づけようね」というせりふがあったのかもしれませんが、小さい子が観たら面白おかしく真似しちゃうだろう・・と。
また、次に観たその番組の1コーナーでは、大人が2人でミミズから肥料を作るという企画をやっていて、番組内(しかも朝)にミミズがうねうねしている映像が出てきたり、
肥料ができあがった時の瓶の中には15cmくらいありそうなミミズが瓶の中にいるのが見えたり。。
私だったら、朝こんなんやってたらチャンネル変えちゃうよ。。
と、とにかくこう、私が持っていた子ども番組のイメージをとにかく崩してくるんです笑
また違う番組では、子どもたち2人が自然を探検して、生き物を発見するという内容なのですが、
その日は森の中を走り回っているとキツネの死骸を発見して、腐肉を食べているウジを採取していたり。。。
ああああああああ!!!って私はなるのですが、デンマークの子どもたちはこれをどんな気持ちでみているのか、はたまたこれは教育用の番組で授業とかで使用されるのか、本当にきになる・・・。
Eテレを観ていて、最近のNHKはじけていて面白いなあと思っていたのですが、デンマークのぶっ飛び方ははるかに凌駕しているというか、こんなところにも文化の違いはでるのだなあと。笑
テレビ番組は文化や教育のほんの一部でしかありませんが、これを観て育った子と、日本のテレビ番組を観て育った子って、どう違うんだろうかと気になります。
そんな謎多きデンマークの子ども番組なのですが、私が今のところ唯一癒されながら見れるのがSofusの番組。
Sofusは犬のぬいぐるみなのですが、デンマークの中を旅しており、旅の中で毎回1人の子どもに出会い、その子どものぬいぐるみとして日常生活に密着するというドキュメンタリーのような番組です。
Sofusの顔は最初はちょっとばかっぽくて笑っちゃうのですが、だんだんいないいないばあのワンワンのような可愛さに思えてきます。
美容室に行ったり、眼科に行ったり、様々な子どもたちの日常が描かれているので、デンマークの生活を知るのにももしかしたらいいのかもしれません。
Sofusをはじめ、DRのこども番組はネットでも配信されているようなので、気になる方はぜひ観てみてください笑